こうのとりのゆりかご in 関西 とは
名 称
認定NPO法人 こうのとりのゆりかご in 関西
( 2017年4月3日設立登記 )(2019年9月10日移転登記:箕面市から神戸市へ)
( 2021年2月10日認定法人)
2019年6月更新
設立の趣旨
未受診妊婦の件数の多さは、社会的な問題となっています。大阪府が実態調査を行った報告によると、未受診-飛び込み出産は、平成25年度に285件、そのうち未成年は50件にも上ります。 未受診の主な理由は経済的理由ですが、未成年の場合は「家族にも言えず、どうしていいかわからなかった」が一番多い理由です。
この調査結果で、経済的問題・若年未受診妊婦・多産未受診妊婦の家族構成の複雑化・被虐待児の未受診妊婦当事者など、社会的病理が浮き彫りとなりました。これは大阪に限った問題ではなく、関西や全国に見られる問題となっています。
厚労省の審議会、児童虐待検証委員会は、同年度に把握した心中以外の虐待死事例は36例で、「0歳 」が44.4%で最も多く、その調査結果から、未受診や望まない妊娠など、妊娠期・周産期の問題が乳児虐待につながることを指摘しています。
このような社会環境を背景に、私共は、「お腹の赤ちゃんも大切な社会の一員」との思いで、妊婦の時期より一貫してサポートする活動を続けて参りました。 しかし、家族力の低下により、若年層は社会からの孤立を深め、悩める妊婦さんの声は、届き難くなっています。
誰にも相談できず悩む妊婦さんと、誰からも愛されることなく遺棄され、亡くなっていく赤ちゃんのいのちを救うため熊本慈恵病院では、望まない妊娠により悩みを抱えている人のための相談窓口 「SOS妊娠相談」、さらに匿名で赤ちゃんをお預かりする窓口 「こうのとりのゆりかご」 の活動に長年取り組んでいます。私共は、このたびこの理念に賛同し、国内で2番目の窓口を関西に開設し、その支援をすることとしました。
目 的
こうのとりのゆりかご in 関西 は、お腹の赤ちゃんはかけがえのない尊い生命、大切な社会の一員と考え、熊本県慈恵病院が取り組む「 こうのとりのゆりかご 」設立の趣旨に賛同し、関西に妊娠SOSの相談窓口の開設と、「 こうのとりのゆりかご連携施設 」、及び「 こうのとりのゆりかご設置施設(匿名出産も受け入れる)」の開設と支援を目的とします。
事 業
そこで、私たちは以下の事業を行います。
(1) 妊娠、出産に悩む妊婦とその家族のための電話、メール相談および面談事業
(2) こうのとりのゆりかご連携施設、こうのとりのゆりかご設置施設の開設および支援事業
(3) 養子縁組支援事業
(4) お腹の赤ちゃんも大切な社会の一員であることを啓発するための講演会、セミナーの開催
(5) 青少年への生命尊重教育事業
(6) その他目的を達成するために必要な事業
<役 員>
理 事
理 事 長 人見 滋樹 (京都大学 名誉教授・医学博士)
副 理事長 小林 和 (精療クリニック小林 院長)
理 事 北川 清晴 (大阪明星学園 教諭)
黒田 佳治 (黒田クリニック 院長)
莊司 康嗣 (荘司外科 院長)
鈴木 民二 (ヒューマンリソース研究所 所長)
橋本 慶子 (元堺市立小学校 校長)
松本 信愛 (兵庫いのちを大切にする会 代表)
山田 晶一 (株式会社山田硝子店 相談役)
吉岡 良太郎 (弁護士 吉岡良太郎法律事務所)
監 事
石丸 伸司 (医療法人ガラシア会
施設長)
顧 問
石田 武 (淀川キリスト教病院 理事長)
蓮田 健 (慈恵病院 理事長兼院長)
前田 万葉 (枢機卿・カトリック大阪大司教)
相 談 役
中野 稔子 (大阪府議会議員 大阪維新の会)
松浪 健太 (大阪府議会議員 大阪維新の会)
吉田 利幸 (関西広域連合議会 初代議長、元大阪府議会議員)
( 2022年 6月 5日現在 )
設立趣旨書および定款を縦覧いたします。
文書の下記のアイコンをクリックすると全画面でご覧いただけます。
2019年8月30日 改定
「寄付をカッコヨク」をミッションとする 寄付先ポータルサイト きふる様に記事を掲載いただきました。ありがとうございます。2019.7.16
法人の詳細情報はこちら( 日本財団 Canpan Field )にて情報公開しています。