2019年 研修レポートなど


更新日:2019年1月12日

 

さくらFM 兵庫県 西宮・芦屋ローカル放送

 

な・ば・な ネットワーク

 

こうのとりのゆりかご in 関西の活動について

 

聞き手:森 生江 氏

 

話し手:特非)こうのとりのゆりかご in 関西

 

             副理事長 小林 和

 

 

ダウンロード
190112-.96kbps.mp3
MP3 オーディオファイル 19.9 MB

更新日:2019年2月3日

 

「こうのとりのゆりかご」の挑戦

 

 九州から関西へ、そして全国へ


( 日本カトリック医師会 東京支部主催 )

 

--------------------------------------------

 

<報告者>

 

当法人顧 問 蓮田 太二(慈恵病院 理事長)

 

当法人理事長 人見 滋樹

 

当法人副理事長 小林 和

 

NPO法人BABYぽけっと 代表 岡田 卓子氏

 

 

--------------------------------------------

「こうのとりのゆりかご」

 

  運営11年を経て

 

当法人顧 問 蓮田 太二(慈恵病院 理事長)

 

 

 


「こうのとりのゆりかご in 関西の設立まで」

 

当法人副理事長 小林 和

 


「NPO法人こうのとりのゆりかご in 関西」と

 

病院の産科との協力による未受診出産の撲滅作戦

 

当法人理事長 人見 滋樹

 

 


「Babyぽけっとの活動と こうのとりのゆりかごとの連携」

 

NPO法人 BABYぽけっと 代表 岡田卓子 氏

 


更新日:2019年3月7日


講演会のご案内


( 当法人 主催 )

 

「生みの親から育ての親への橋渡し」

 

   ~赤ちゃん縁組の取り組み~

 

-----------------------------------------------------

 

日 時2019年3月24日(日)14:00~

 

場 所:スペースアルファ三宮

 

 神戸市中央区三宮町1-9-1(三宮センタープラザ東館6F)

 

講 師:萬屋 育子 氏(よろずやいくこ)

 

認定NPO法人CAPNA 理事長 


(子どもの虐待防止ネットワーク・あいち)

 

対 象:このテーマに関心のある一般の方

 

( 当法人 電話相談員、2019年度新規希望者、理事・監事・顧問 )

 

定 員: 60名  

 

聴 講:入場無料(一般方はお申し込み下さい)


申込み:☎ 072-737-5226(平日10時~16時)

 

 

当日のレポートはこちら

 

 


「産みの親から育ての親への橋渡し 赤ちゃん縁組の取り組み」

 

 

日 時:2019年3月24日(日)14時~16時半

 

場 所:スペースアルファ三宮(神戸市中央区)

 

参加者:40名(うち相談員13名)

 

講演者:萬家 育子 氏(NPO法人CAPNA理事長)

 

 

里親制度・養子縁組制度に関心のある一般の方の参加を交えて “こうのとりのゆりかご in 関西“ の電話

 

相談員研修のための勉強会が開催された。

 

愛知県の社会福祉職員を経て愛知県刈谷市児童相談センター長、退職後は愛知教育大学特任教授、愛

 

知県里親委託推進委員長として活動を続けておられる萬家氏の話はとても分かりやすく具体的であっ

 

た。

 

「愛知方式」と呼ばれる赤ちゃん縁組のメリットは、子の利益のための制度である。

 

 

(要旨)

 

社会的養護の二つの方法として、施設養護と家庭養護がある。生まれてすぐに施設送りが良いのかと

 

の思いから、生みの親が育てられない赤ちゃんを、特別養子縁組を前提とした里親委託によって、生

 

まれた直後から家庭の中で育てる取り組みを30年来続けている。通常は、育てらずに置き去りにされ

 

た赤ちゃんがいた場合は、病院に送り様子を見て乳児院に行き、それから後に里親の元に。こうした

 

場合、病院から里親に行く方が、赤ちゃんにとっても養親にとっても、愛情形成が容易にできるので

 

はないか。

 

もちろん、養親候補の方には厳しい条件を「誓約書」として義務づけている。

 

・引き取り許可を受けたその日から、赤ちゃんを家庭に迎え入れる決断をしている事

 

・妊娠中の母親の保護に努めて妊婦さんが安心できるように努める事

 

・性別を選ばない、妊娠経過は一切不問の事

 

・障害の有無を問わない事

 

・真実告知をすること

 

             等、合計9項目の条件がある。

 

 

家庭から離れて生活している子どもは

 

・社会的養護の対象児童 4万5千人(2017年12月)

 

・乳児院(0~2歳)138ヶ所2801人

 

・養護施設(2歳~18歳原則、22歳まで延長可能)615ヶ所26449人

 

・里親委託5190人

 

・ファミリーホーム313ヶ所1356人

 

・児童自立支援ホーム143ヶ所604人

 

 

児童自立支援施設、児童心理治療施設、母子生活支援施設などがあり施設療養に偏っていると

 

ずっと指摘されていた。

 

1976年愛知県産婦人科医会は「赤ちゃん縁組相談無料相談」を開始

 

その頃の児童相談所は妊娠中の相談には対応しなかった → 生まれてから来てください。

 

困る場合は乳児院に入れましょう。妊娠中からの相談に応じていたのは民間団体であった。1982年愛

 

知県の児童福祉司 矢満田篤二氏が児童相談所で「赤ちゃん縁組」を開始。県内の児童相談所に徐々に

 

広がりマニュアルも作られた。今も他府県ではほとんど取り組まれていない。赤ちゃんにとっても養

 

親にとっても費用面で公費も使わずみんなにとって良い方法がなぜ広がらないのか不思議でならな

 

い。

 

愛知方式で出会った事例の紹介がなされ、児童虐待で死亡する子供の年齢は0歳0か月が最多であるこ

 

とから、妊娠中からの切れ目のない支援があれば0歳の死亡は減ると訴えられた。

 

また、子供の自殺が増え続けており、先進国の中で死亡理由1位が自殺なのは日本だけ。新生児遺棄置

 

き去り事件では女性だけが責任を問われている。

 

さらに、役に立つ性教育も必要である。

 

特別養子縁組・赤ちゃん縁組は、予期しない妊娠出産で苦悩する女性の救済策となる。子供に恵まれ

 

ない夫婦が子どもを迎えて家庭を作ることができる。早期の愛着関係の創造が容易になる。養育困

 

難、虐待の世代関連鎖の予防。児童相談所、関係機関の職員にとっての仕事の意義・希望につなが

 

る。全国に広がってほしいとして締めくくられた。

 

講演の最後に、特別養子縁組で養親の下で暮らし、今は尼崎市職員として働いておられる近藤愛さん

 

が自身の体験を語られた。

 

 乳児院の前に置き去りにされ、半年後に近藤家に縁組。4人の兄姉に囲まれて育った愛さんが真実告

 

知を受けた時の思いや経験を、質疑応答を交えて話され「産んでくれた親も、育ててくれた親も、ど

 

ちらも実の親」と感謝できるようになり、今では乳児院の前においてくれたのは「生きていてほし

 

い」とのメッセージと考えている。

 

講演終了後に、自由な質疑応答の時間が設けられて、萬屋氏、近藤氏を、参加者や相談員が取り囲ん

 

で児童養護の必要性や制度についての考えをさらに突っ込んで話し合うことができた。一人でも多く

 

の赤ちゃんを救いたいとの思いを強くした貴重な時間であった。

 

(報告者 目瀬 真理子)

 

 

 


更新日:2019年4月1日

 

随筆

 

「かけら」を集めて


 - 赤ちゃん事情 -

 

生命尊重センター副代表 田口朝子 様

 

生命尊重ニュース Vol.36 2019年4月号より抜粋

 

 


更新日:2019年5月14日


2019夏の講演会のご案内


( 当法人 主催 )

 

「これからの性教育・・・生命尊重の視点から」

 

-----------------------------------------------------

 

日 時2019年6月23日(日)14:00~

 

場 所:JEC日本研修センター神戸元町

 

 神戸市中央区元町通2-3-2(JR/阪神線元町駅下車徒歩約5分)

 

講 師:渡邉 安衣子 氏(わたなべあいこ)

 

     助産師、京mom~キレイ代表。

 

対 象:このテーマに関心のある一般の方

 

      ( ほか 当法人 電話相談員、教育・医療・福祉関係者 )

 

定 員: 120名  

 

聴 講:参加費1,000円


申込み:☎ 072-737-5226(平日10時~16時)


    FAX 050-3737-0650

 

    kounotori.kansai@gmail.com

 

 

 


更新日:2019年6月25日

 

2019夏の講演会実施報告

 

「これからの性教育・・・生命尊重の視点から」

 

日 時:2019年6月23日(日)14:00~

 

場 所:JEC日本研修センター神戸元町

 

講 師:渡邉 安衣子 氏(わたなべあいこ)

 

     助産師、京mom~キレイ代表。

 

 

 

 参加者のご感想抜粋

 

  • 日本の性教育の遅れを感じました。AVで子供たちが学ぶのはこわい嫌悪感が産まれるのではないか。
  • 安心できる心の居場所という言葉が私の中ではキーワードとして残リました。
  • とても理解、共感できる部分が多かったです。父親の立場として聞かせて頂きました。
  • お話がとても分かリやすかったです。現実に向き合った情報だったので、仕事をしていく上で大変参考にな
  • りました。否定でなく、肯定できる支援者でありたいと思います。
  • 次の相談につなぐことが一番大切なこと。そのために大人がきちんと本当の事を学び、理解する必要性を感
  • じました。相談員として大切な啓蒙を頂きました。肝に銘じます。
  • 性教育はこれからの課題です。学校現場の複雑な実態・現状をご存知ないのが残念です。
  • 家庭でのしつけがない子が増える中、自分の子がどんな情報に触れているのか、ぜひ親に聞いてもらいたい
  • 内容でした。ときどき性病や妊娠等の問題を抱える生徒に親は何と言ったの?って聞くと「言ってもしゃー
  • ない」「何もならん」と返答があリ、その子たちにどう指導するか難しいなと思います。
  • ちょうど「性教育は子どもに ”あなたが大切” と言う事から姶まる」という言葉に出会ったところでした。そ
  • の訳を丁寧にご説明下さったように思いました。
  • 私の知っていることは30年前の性教育だった。目からうろこでした。
  • 「 あなたは ”あなたのままでよい” 強制やあきらめではなく ”自分を犬切にしよう” 」この言葉を相談員として
  • 実体験を踏まえて(現実を受け止めて)あるべき姿へ近づく見事なご講義でした。
  • 色々なデーターやアンケートなど、資料の集積をグラフなどでお示し下さリ、とても解リやすかった。又 
  • 若者の性に関する教育の在り方について、隠すことなく各年代に応じて教えることの必要性を強く感じまし
  • た。

 


更新日:2019年9月6日

 

2019年度の電話相談員養成講座は終了しました


2019年9月5日に「2019年度電話相談員養成講座」を終了された13名が「こうのと

 

り・にんしんSOS相談員」として認定され、今後 神戸・芦屋・大阪・高槻 の相

 

談拠点で活躍されます。


電話相談員についてはこちらを御覧ください。

 

 


更新日:2019年11月5日

 

2019 秋の講演会実施報告

 

「日本人は命をどう考えてきたか」


~ いのちが尊重される社会を願って ~

 

日 時:2019年11月3日(日)15:00~

 

場 所:湊川神社「楠公会館」(星雲の間)

 

講 師:宮田 修 氏(みやたおさむ)

 

    元NHKアナウンサー、生命尊重センター代表、 宮司。

 

概 感:

 

日本の命の歴史に学び、命への尊厳の現状を知ることで、今後の活動の道筋が展望できると同時に、ご参加の皆様

 

とともに深く学び合うことが出来ました。